「電波が届く」って、実は複雑な仕組みの積み重ねだった
こんにちは!「スマホの電波ってそもそもどこから来てるの?」と気になったことはありませんか?
若手社会人日記です。
先日、仕事でマーケティング資料をつくっていたとき、チームのメンバーから「基地局って町中でよく見るけど、あれって何をしてるんですか?」と聞かれました。通信の仕組みをひと通り調べていた私は「あ、これ説明できる!」と思ったのですが、いざ口頭で伝えようとすると意外とうまくいかなくて😅
「電波を出してる塔でしょ」で終わらない、もう少し踏み込んだ話を、図解を読むような感覚で整理してみます。通信技術を「なんとなく使っているだけ」から「仕組みがわかって使っている」状態に変えるきっかけになれば嬉しいです。
まず「電波が届く」までの全体の流れをざっくり把握する
スマホで誰かに電話をかけたり、ネットを開いたりするとき、電波はどんな経路をたどっているのでしょうか。大まかな流れはこうです。
-
① スマホが電波を出す
-
② 近くの基地局がその電波を受け取る
-
③ 基地局がコアネットワーク(通信会社の中枢システム)に信号を送る
-
④ コアネットワークが相手先に信号をつなぐ
-
⑤ 逆向きに電波が返ってきて、相手の声や画面が届く
スマホと相手が「直接つながっている」わけではなく、必ず基地局を経由しているのがポイントです。普段意識することはないですが、スマホを開くたびにこの流れが高速で走っています。
基地局の正体と「セル」という考え方
基地局は、電波を送受信するアンテナと、その制御装置をまとめた設備です。街中の屋上や電柱の上、駅構内の天井近くなどに設置されています。楽天モバイルに乗り換えてから外を歩くたびに「あれも基地局かな」と探すようになって、意識すると意外とたくさん見つかります😊
基地局が電波をカバーする範囲のことを「セル(Cell)」と呼びます。携帯電話が英語で「セルラーフォン(Cellular Phone)」と呼ばれるのは、このセルという概念が由来です。
重要なのは、1つの基地局がカバーできる範囲は限られているということ。そのため、通信会社は街全体を無数のセルで敷き詰めるように基地局を配置します。人口が多い都市部では基地局を密に設置して混雑を分散させ、郊外や山間部では1つの基地局が広いエリアをカバーする形になります。
スマホが「どの基地局につながるか」を決める仕組み
あなたが電車に乗って移動しているとき、スマホは次々と別の基地局に乗り継いでいます。これを「ハンドオーバー(ハンドオフ)」と呼びます。
仕組みはこうです。スマホは常に周囲の複数の基地局から届く電波の強さを測定しています。今つながっている基地局の電波が弱くなってきたと判断すると、より強い電波を出している別の基地局に自動で切り替えます。通話中に電話が切れないのは、このハンドオーバーがバックグラウンドで動いているからです。
このとき「どの基地局に切り替えるか」を判断しているのは、スマホとコアネットワーク双方のシステムです。ユーザーが操作するわけではなく、完全に自動で処理されます。
ちなみに以前、地下鉄の長いトンネル区間でスマホがぶちっと切れた経験をした方もいると思います。あれはまさにハンドオーバーが追いつかないか、そもそも基地局のカバーがない区間に入ったケースです。最近は地下鉄のトンネル内にも基地局が整備されてきていて、だいぶ改善されてきています。
「電波が弱い」はどういう状態か?周波数帯との関係
「電波が弱い場所」と「電波が強い場所」の違いは、単純に基地局からの距離だけではありません。使われている周波数帯も大きく影響します。
周波数は「電波の細かさ」のようなイメージです。大きく分けると、低い周波数と高い周波数では性質が異なります。
-
低い周波数(例:700MHz〜900MHz帯):電波が遠くまで届きやすく、建物の中にも入り込みやすい。ただし一度に運べるデータ量は少なめ
-
高い周波数(例:3.5GHz帯、28GHz帯):一度に大量のデータを運べる。ただし電波が届く距離は短く、障害物にも弱い
5Gで使われる「ミリ波(28GHz帯)」がスタジアムや駅など特定の場所に限定されているのは、このためです。データは超高速に送れる代わりに、少し離れると届かなくなる。だから人が密集する限られたエリアに集中して整備されています。
仕事でマーケティング資料に「5G対応エリア」の説明を入れたとき、この周波数帯の違いを理解していたおかげでスムーズに書けた経験があります。技術の理解が仕事に活きる瞬間って、地味に嬉しいんですよね。
よくある質問
Q. 基地局の数が多いほど、通信品質は上がるんですか?
基本的には「多いほど有利」ですが、それだけではありません。基地局の数が増えると1つあたりのカバー範囲が小さくなり、混雑が分散されるため、特に人が多い場所での通信が安定しやすくなります。ただし、基地局同士が近すぎると電波が干渉するケースもあるため、配置の設計も重要です。また、基地局からコアネットワークまでをつなぐバックホール(有線や無線の通信回線)の品質も、体感速度に大きく影響します。
Q. 楽天モバイルの基地局って他のキャリアと何か違うんですか?
楽天モバイルは「仮想化基地局」と呼ばれる技術をいち早く採用しています。従来の基地局は専用ハードウェアに機能が組み込まれていましたが、楽天モバイルはソフトウェアで同等の機能を汎用サーバー上に実現する設計を取っています。これにより、ハードウェアへの依存を下げてコストを抑えつつ、ソフトウェアのアップデートで機能改善しやすい構造になっています。私自身、楽天の社員として勉強するうちにこの設計の面白さに気づきました。
まとめ:「電波が届く」を支える仕組みのポイント
-
スマホの電波は基地局→コアネットワーク→相手先という経路で伝わっている
-
基地局がカバーするエリアを「セル」と呼び、街全体をセルで敷き詰めるように配置されている
-
移動中に基地局を自動で乗り継ぐ「ハンドオーバー」が通話・通信の継続を支えている
-
低い周波数は広く届きやすく、高い周波数は大容量だが届く距離が短い
-
電波の品質は基地局の数だけでなく、周波数帯の組み合わせやバックホール品質にも左右される
「電波が届く」という当たり前の体験の裏側に、こんな仕組みが積み重なっています。次に電波マークを見たとき、少し違う景色に見えてくれたら嬉しいです😊
#PR
本記事にはアフィリエイト広告を含みます。当サイトのリンクを経由して商品・サービスへお申し込みいただいた場合、提携先企業から成果報酬を受け取ることがあります。 また、運営者は楽天グループに所属する社員であり、紹介プログラムを通じた報酬を受け取る場合があります。記事内容・評価は広告の有無にかかわらず、運営者の実体験と調査に基づき作成していますが、 上記の関係性をご理解のうえお読みください。詳しくは免責事項・アフィリエイト表記をご覧ください。
楽天モバイルの通信エリア・電波状況について気になることがある方は、公式の電波改善・調査依頼フォームからご相談いただけます。