通信技術

LEO衛星ってどういう意味?スターリンクの仕組みを入門レベルで整理

こんにちは!「LEO衛星」って、読み方すらわからなかった話

こんにちは!「スターリンク、なんか流行ってるけど結局どういうもの?」と思っていませんか?

若手社会人日記です。

少し前、仕事でマーケティング資料を作っていたとき、「LEO衛星」という単語が出てきました。最初は正直「レオ衛星?なんか強そうな名前だな」くらいにしか思っていませんでした😅 読み方すら自信がなかったので、こっそりChatGPTに「LEO衛星ってなんて読むんですか」と聞いたのがきっかけで、そこから調べが止まらなくなりました。

私は3年前に楽天モバイルへ乗り換えたのをきっかけに通信技術への興味が芽生えたのですが、衛星通信については「スターリンクがすごい」「軌道がどうこう」という断片的な知識しかありませんでした。今回はその点をきちんと整理してみようと思います。

「軌道って何種類あるの?」「なぜスターリンクは速いの?」という基本的な疑問を、同じ目線で一緒に解きほぐしていきます。

そもそも「LEO」って何の略?軌道の種類から整理する

LEOは Low Earth Orbit(低軌道) の略です。日本語では「低軌道」または「低高度軌道」と呼ばれます。

地球を取り巻く宇宙空間には、衛星が飛ぶことができる軌道がいくつか存在します。大まかに分けると次の3つです。

テレビ放送や気象衛星で長らく使われてきたのはGEO(静止軌道)です。高いところにいるぶん、1機で地球の広い範囲をカバーできます。一方で「遠すぎる」という弱点がありました。

「遠すぎる」とどんな問題が起きるのか? 遅延の話

電波は光と同じ速さ(秒速約30万km)で進みます。とても速く聞こえますが、高度36,000kmのGEO衛星まで届いてまた戻ってくると、それだけで約0.24秒かかります。往復で言えば0.5秒近いタイムラグが生じます。

メールや天気予報を受け取るだけなら問題ありません。でも、テレビ会議やオンラインゲーム、あるいはスマートフォンでの通話となると、0.5秒の遅延は体感でわかるレベルのストレスになります。

LEO衛星はGEOの約1/20以下の高さを飛んでいます。高度550kmの場合、電波の往復時間は約0.004秒(4ミリ秒)ほどになります。この数字は地上の光ファイバー回線と比べても遜色ないレベルです。「衛星なのに速い」という評判の根拠は、ここにあります。

では「低軌道でいいじゃないか」、でも1機じゃカバーできない

LEO衛星には明確な弱点があります。低い軌道を飛ぶということは、地上から見たときにすぐ視界の外に消えてしまうということです。GEO衛星なら3機で地球のほぼ全域をカバーできますが、LEO衛星1機がカバーできる範囲は限られており、数分で通過してしまいます。

そこでスターリンクが採った戦略が「とにかく大量に打ち上げる」というものでした。

SpaceXはすでに6,000機以上のLEO衛星を打ち上げており、さらに増やす計画が続いています。これだけの数が地球を覆うように飛んでいれば、どのタイミングでどこにいても、頭上に必ずいくつかの衛星が存在します。衛星同士が電波をリレーすることで、途切れずに通信を継続できる仕組みです。

この「大量の小さな衛星で網の目をつくる」構成をコンステレーション(星座)と呼びます。スターリンクという名前の由来もここにありますね。

衛星はどうやって地上とデータをやり取りしているのか

スターリンクでは、衛星どうしをレーザー光通信(光学衛星間通信)でつなぐことで、データを宇宙空間で横断させられるようになっています。これにより、地上局が遠い場所でも、衛星のネットワークを経由してデータを届けることが可能になりました。

以前の記事で「ベントパイプ方式と再生中継方式」の話を書きましたが、スターリンクの最新世代衛星では、ただ電波を中継するだけでなく、衛星の内部でデータ処理をして最適なルートに転送する機能を持ちはじめています。宇宙にルーターを置いているイメージです。

地上では専用のアンテナ(フラットな皿型のもの)を設置することで受信できます。このアンテナが自動で衛星の方向を追いかけるフェーズドアレイ技術を使っており、衛星が移動してもアンテナを手動で動かす必要がありません。

よくある質問

Q. スターリンクを使うには、今どこでも申し込めるのですか?

A. SpaceXが提供するスターリンクは個人向けサービスも展開していますが、提供エリアや料金プランは地域によって異なります。日本国内でも利用できますが、月額費用の他に専用アンテナ機器の初期費用が別途かかる点は事前に確認しておくと安心です。「いつでもどこでも安価に使える」という段階には、まだ少し距離があるのが現状です。

Q. LEO衛星の通信は、スマートフォンに直接届くのですか?

A. 現時点のスターリンクは、専用アンテナを経由してWi-Fiルーターに接続する形式が主流です。ただし、最近は「直接スマートフォンに届ける(ダイレクト・トゥ・セル)」サービスの実用化が各社で進んでいます。楽天モバイルが関係するASTスペースモバイルも、この「スマートフォン直接接続」を目指している企業のひとつです。技術の進歩が速い分野なので、ここ数年で状況が大きく変わりそうです。

まとめ

通信技術って、最初は難しく聞こえる単語が多いのですが、ひとつひとつ分解すると「なるほど、そういうことか」と腑に落ちることが多いです。私自身、ChatGPTに「LEOってなんて読む?」と聞いた日から調べが止まらなくなったので、ちょっとした疑問を大事にするのがいちばんの入口だと思っています😊

楽天モバイルも衛星通信と無縁ではなく、スペース・モバイルプロジェクトという取り組みを続けています。「自分が使っているスマホが、いつか宇宙経由でもつながるようになるかもしれない」と思うと、少しわくわくしませんか?

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楽天グループ勤務・25歳

千葉育ち、東京在住の25歳。楽天グループでマーケティングを担当。

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